蕎麦切り こばやし @富士市
クーです。
今度は最近行ったところの話。
その日もよく晴れて富士山がクッキリと見えていました。
どうも富士山がよく見える日は蕎麦が食べたくなるもんです。
何故かは全くわかりませんが。
重厚な感じのドアを開けると、中にもう1枚の引き戸。
寒い地域ならではの心遣いが行き届いた造りだなと感心。
最初の客だったにも関わらず、店内に入った瞬間、ふわりと柚子の良い香り。
うわー。堪らない。
「柚子切りとかあるんじゃないの」
とワクワクしながら席に着いた。
残念ながら「変わり蕎麦」らしきものは見当たらず。
でも私達の趣味に合う酒や肴が結構あって(別メニューにありました)、ご近所に住んでいる方が本当に羨ましいなぁと思いながら、「まずは蕎麦」とその誘惑を振り切る。
「寒かったね。温かいのにしようかな」
「やっぱり『鴨せいろ』食いたいかなぁ」
「んー『せり』も捨てがたいじゃぁないの」
と迷った挙句、『風味』(粗挽き細打ち)と『吟醸白』(十割蕎麦)をいただきました。
『風味』
若干、香りは弱いものの、茹で加減は好き。
富士の綺麗な水で洗われた蕎麦はシャキッとしてモチモチする感じがとても良い。
ただかなり冷たい。
粗挽きのすすり具合と甘さと香ばしさが堪らない。
『吟醸白』
細くて綺麗だなぁ。
早く食べなきゃと焦らせるくらい繊細な細さ。
十割蕎麦に最近凝っているユキは
「なんか十割を注文すればするほど、出会う蕎麦がどんどん細くなってる気がする」
と笑うくらい、今まで一番細いと思っていた『雲平』よりも更に細い蕎麦。
細いながらもコシ、香りがしっかりとある。
つゆは辛口濃い目でしっかりとダシも効いて良かった。
でも少し塩っぽいツンとした辛さが口に残るので、ちょっとずつ蕎麦をつける食べ方の方がより美味しく感じるかもしれません。
どちらも見た目以上に量があって満足。
ただ水切りの甘さと、添えられてきた塩が残念だった。
お茶のポットを持ってきて頂いた時、
「これも良かったらどうぞ」
と出された大根の漬物。
柚子の香りの正体はこれだったのか。
漬け加減が抜群で、たっぷりの蕎麦湯と一緒に、あっと言う間にポリポリと食べてしまいました。
帰り際に頂いたミカンを食べ、車の窓から見える富士山を眺めながらまた来ようと思った店。
それからすぐ隣にあった鰻屋。
「ご主人はきっと中村主水のファンだな」と2人してとても気になる名前だった。
今度はぜひ、そこにも寄ってみたいと思う。
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